桑茶の歴史

古くて新しい桑の葉  〜薬効の歴史を振り返る〜

桑は昔からその効能が伝えられ、古くは後漢時代に完成した中国最古の薬物書神農本草経に紹介されています。
桑葉を陰干ししたものを"神仙茶"と名付け、咳止め、高血圧の予防、滋養強壮、中風等に効き目があり不老長寿の妙薬と記されています。

日本では、古代大和ことばで 綴られた 秀真伝(ホツマツタエ)が最も古い文献です。
天照大御神の孫「ニニギノミコト」が富士山の周囲を巡視された折、体が冷え腹痛をおこし、はぐは(桑)、千代見草(よもぎ)、ひとみ草(人参)の三草を煎じ癒されたとあります。
沢山の薬草があるなかで この三草に勝る仙薬は他になく、「はぐは」は老いの身も若返る薬草といわれ  蚕は桑の葉で生育し養蚕が始まったと伝えられています。

平安時代には和妙抄、大同類聚方、医心方に薬効が記され鎌倉時代にも栄西禅師の著した茶書兼薬書喫茶養生記に桑粥、桑湯を服用すれば渇きを覚える飲水病(糖尿病と思われる)に数日で効果が現れるなど 詳しく述べられています。
シルクロードの中国西部やパキスタン、アフガニスタンでは街路樹や庭木に植え桑の実(マルベリー)を「救荒食」として使われてきました。

日本の別名を扶桑国と言うように桑は昔から私たちの生活に親しみがあり現代医学でも解明しきれない生活の知恵として桑茶が今に語りつながれています。 近年とくに科学的医学的に公的機関においても研究され効能が証明されつつあります。

秀真伝
(ホツマツタエ)
古代大和ことばで綴られ、縄文後期から弥生、古墳前期まで約一千年の神々の歴史、文化を伝えたもの。
神農本草経 後漢時代に中国医学の元祖といわれる神農によって綴られた最古の医学書。
和妙抄 平安時代に書かれた我国最初の漢和辞書。醍醐天皇の皇女勤子内親王の命で源順が著す。
大同類聚方 808年(大同3年)日本古代から伝わる医薬と処方を平城天皇の勅命により集大成したもの。
医心方 984年(天元7年)に理論的にまとめた本邦最古の医学全書。丹波康頼が中国の文献から選出した。
原始時代 平安時代 鎌倉時代
ホツマツタエ
神農本草経
大同類聚方
医心方  和妙抄
喫茶養生記
ホツマツタヘ

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